name
「蓋」(ふた)こと、「拔山蓋世」(ぬきやまがいせい)
新漢字の「抜山蓋世」でも可


category
時たま絵を描いたりする人(こっそりお仕事募集中orz)
同人サークル「ジャンクアーツ」で活動


でももうずっと半死人みたいな自分でしたが
最近少し、人生に欲が出てきたかもしれません。

いつか「レコード」を出してみたい。
ジャンルは何でもいいし、枚数は極少数でもいい
(自分楽器は素人だから、出来る事なんか
どうせたかが知れてるのだけれど)。
40年後くらいに幻のアルバムとして
Shadoksみたいな所から再発されるのが夢。

favorite things
えだ豆、ポテチ、安レコード

favorite artists
大友克洋、アンドリュー・ワイエス、澁澤龍彦
ビートルズ
、小津安二郎、マルセル・デュシャン




recommended albums



In Praise of Learning/HENRY COW

75年発表の、3rd(?)アルバム。

本作は、ヘンリー・カウとスラップ・ハッピーのジョイントによる2作目になる。
…でも多分「悲しみののヨーロッパ」の方は、数に入れないのが通例だから
これがカウのサード・アルバムでいいんじゃないかな。

それはともかく、筆者このバンドは大好きなんだけど
結構とっつきにくい印象があるのも正直なところ。
…本作は上述のスラップ・ハッピーの音楽性も大きく導入されているので
尖った前衛性がありながら、どこか諧謔的でもある。

ダグマー・クラウゼのボーカルも、スラップ・ハッピーで聴けるような
優しげな雰囲気は無いけれど、後のアート・ベアーズへの
布石としても興味深い。…なんだかんだ良く聴く作品だな。




recommended books



「ビニール・ジャンキーズ」ブレット・ミラノ・著、菅野彰子・訳

本書は簡単に言えば、レコード・コレクターの生態を追った内容。
…と言っても本当にイッちゃった人ばかりなので
奇人変人図鑑の様相をも呈している。

筆者もレコードは大好きで、安いものばかり買い漁ったり
するのだけrど(…最近は冗談抜きに緊縮財政なので、
すっかりご無沙汰なのが哀しい)、流石にここまでは出来ないわ
という人ばかり紹介されている。


ちょっとだけ共感したのは、著者の音楽での守備範囲が
サイケやガレージ中心で結構話が合いそうなところ。
…そういや「ハイ・フィデリティ」って映画に出てきたコレクターも
13thフロア・エレヴェーターズ聴いてたっけな。




recommended films



おとうと('60、日本)

市川崑監督作品。

今現在、市川監督のイメージを訊ねたとして、多分十人に聞いたら十人から
「金田一もの」という答えが返って来るんじゃないかな。

最近になって本人自ら、「犬神家の一族」のリメイクが
なされる位印象を決定付けてしまったようだ。
…別にそれが悪いとは言わないけれど、何かどうもね。

本作は同監督による、文芸路線映画の最高傑作。
「銀残し」と言われる映像手法(簡単に言えば、セピア調の画面になる技法)
を初めて採り入れたとされる、ノスタルジックな映像が美しい。

正直内容はほとんど忘れてしまったけれど、ラストシーンでの
岸恵子の感情を抑えた佇まいが、逆に強烈に印象に残っている。


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