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[環のきざはし] A Stairway Of Circle この作品はラテンアメリカ作家、カルロス・フエンテスの短編小説「アウラ」をヒントにして描いたもの。 でもそちらの内容はすっかり忘れてしまっていたので、今回改めて件の作品を再読したら 「訪れる人の無い洋館に、歳を取らない女がいる」 という骨子だけを拝借して、実際自分が描いた漫画とは殆ど関係無い内容だった…ほっ。 でもなぜ漫画で、少女が幼い頃の姿のままなのか理由が判った（作者が忘れるなって話だが）。 あとこの漫画では、「短期記憶障害」というものを扱っているのだけれど… なぜか一時期映画界は（それ以外も？）「つい最近起きた出来事を記憶できなくなってしまう」症状 というネタで溢れていて、妙な気持ちになってしまった。 そのブームに先鞭を付けたのが、確か「メメント」（2000年公開）。 もちろん筆者も好きな映画なのだが、こちらの漫画が少しだけ先んじて発表出来たのは ちょっと自慢できるんじゃないかなあ…なんて思っていたり。 …なお本作が、筆者の商業デビュー作だったりする （その前に、同人原稿再録のよく判らない本とかあったりするけど）。

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